シネマ一刀両断

面白い映画は手放しに褒めちぎり、くだらない映画はメタメタにけなす! 歯に衣着せぬハートフル本音映画評!

ひとりアカデミー賞 歴代受賞作一覧

年末恒例行事『ひとりアカデミー賞』の歴代受賞作を発表いたします。皆さまにとっては実にどうでもいい記事でしょうが、私にとっては選考の基準になるので、こういうのを先に作っておくと年末に役立つわけです。

 

『ひとりアカデミー賞』とは、私がその年に観たすべての映画を対象に各部門の最優秀作品をテキトーに決めていくという権威ある映画賞のこと。新旧、洋邦、初見再見を問わず、私がその年に観たすべての映画を対象に熾烈な賞レースがおこなわれるわけです。

各部門をザッと列挙いたしますと、ベスト作品賞ベスト撮影賞ベスト脚本賞主演男優賞主演女優賞ベスト魂ぷるぷる賞掘り出し物賞色んな意味でヤバい賞ベスト邦画賞ベスト期待外れ賞ベスト監督賞首を絞めたい監督賞などで、そのあとA級戦犯死刑確定ベストと称した最低映画10本を晒し上げるという非常にネガティブなコーナーでとどめを刺し、その年のシネマライフの総括で締めくくる…といった二部構成のプログラムとなっております。

それでは、過去7年分の最優秀作品を勝手に振り返らせてもらうね。怒りを込めて振り返れ。

 

~便利なもくじ~

 

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【歴代・ベスト作品賞】

いちばんナイスな映画を決める賞です。

2011年…『ホーリー・マウンテン』(73年)

2012年…『或る夜の出来事』(34年)

2013年…『8 1/2』(63年)

2014年…『リアリティのダンス』(13年)

2015年…『第七の封印』(57年)

2016年…『キャロル』(15年)

2017年…『サニー 永遠の仲間たち』(11年)

2018年…『エル ELLE 』(18年)

2019年…『赤線地帯』(56年) 


【歴代・ベスト撮影賞】

「ベスト撮影賞」は2013年から設けた部門なので、それ以前は該当作品なしという寂しい様相を呈しております。

2011年…なし

2012年…なし

2013年…『疑惑の影』(42年)

2014年…『ゴーストライター』(10年)

2015年…『恐怖分子』(86年)

2016年…『ノスフェラトゥ』(79年)

2017年…『雨月物語』(53年)

2018年…『パディントン2』(17年)

2019年…『赤線地帯』(56年)

 

【歴代・ベスト脚本賞】

脚本のことはよく分からないので、ほぼ当てずっぽうで決めております。

2011年…『マルホランド・ドライブ』(01年)

2012年…『椿三十郎』(62年)

2013年…『情婦』(57年)

2014年…『アンダーカヴァー』(07年)

2015年…『危険なプロット』(12年)

2016年…『アクトレス 女たちの舞台』(14年)

2017年…『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(15年)

2018年…『女神の見えざる手』(16年)

2019年…『スパイナル・タップ』(84年) 

 

【歴代・主演男優賞】

好きな俳優を贔屓するには絶好の部門です。

2011年…アル・パチーノ 『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(92年)

2012年…ハンフリー・ボガート 『三つ数えろ』(46年)

2013年…ニコラス・ケイジ 『ウインドトーカーズ』(02年)

2014年…ウィレム・デフォー 『ハンター』(11年)

2015年…ケビン・コスナー 『ラスト・ミッション』(14年)

2016年…アル・パチーノ 『Dear ダニー 君へのうた』(15年)

2017年…市川雷蔵 『破戒』 (62年)

2018年…『僕のワンダフル・ライフ』(17年)

2019年…ユ・ヘジン 『レッスル!』(18年)

 

【歴代・主演女優賞】

趣味炸裂でございます。ああん恥ずかしい。

2011年…ナオミ・ワッツ 『ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー』(05年)

2012年…マリリン・モンロー 『荒馬と女』(61年)

2013年…カトリーヌ・ドヌーヴ 『反撥』(64年)

2014年…ティルダ・スウィントン 『スノーピアサー』(13年)

2015年…マリオン・コティヤール 『サンドラの週末』(14年)

2016年…マーゴット・ロビー 『スーサイド・スクワッド』(16年)

2017年… ハン・ヒョジュ 『ビューティー・インサイド』(15年)

2018年…イザベル・ユペール 『エル ELLE 』(18年)

2019年…若尾文子 『卍』(64年)

 

【歴代・助演男優賞】

2018年に新設したばかりのフレッシュな部門です。

2018年…ウィレム・デフォー 『ドッグ・イート・ドッグ』(16年)

2019年…ヘンリー・フォンダ 『ウエスタン』(68年)

 

【歴代・助演女優賞】

助演の定義がよくわかりません。

2018年…オクタヴィア・スペンサー 『ドリーム』(16年)

2019年…京マチ子 『浮草』(59年)

 

【歴代・最低男優賞】

人の名誉を貶めるための部門です。

2018年…サミュエル・L・ジャクソン 『評決のとき』(96年)

2019年…半魚人 『ドラキュリアン』(87年)

 

【歴代・最低女優賞】

嫌いなものには嫌いと言える人間でありたいです。

2018年…レイチェル・マクアダムス 『きみに読む物語』(04年)

2019年…メリル・ストリープ 『31年目の夫婦げんか』(12年)

 

【歴代・ベスト魂ぷるぷる賞】

その年いちばん魂が揺さぶられた作品を決めるという観念的な部門です。

2011年…『ハスラー2』(86年)

2012年…『華氏911』(04年)

2013年…『未知への飛行』(64年)

2014年…『2ガンズ』(13年)

2015年…『ショート・ターム』(13年)

2016年…『スポットライト 世紀のスクープ』(15年)

2017年…『はじまりへの旅』(16年)

2018年…『エンドレス・ポエトリー』(16年)

2019年…『サンダーボルト』(74年)

 

【歴代・掘り出し物賞】

なんとなく見た割にはすごく面白かった作品を讃える部門です。

2011年…『ブロンコ・ビリー』(80年)

2012年…『不思議惑星キン・ザ・ザ』(86年)

2013年…『あの胸にもういちど』(68年)

2014年…『ジョンとメリー』(69年)

2015年…『組織』(73年)

2016年…『ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女』(14年)

2017年…『アスファルト』(15年)

2018年…『早春』(70年)

2019年…『希望の灯り』(18年)

 

【歴代・色んな意味でヤバい賞】

端的に言ってトラウマ映画大賞です。

2011年…『インランド・エンパイア』(06年)

2012年…『陽炎座』(81年)

2013年…『カルメン純情す』(52年)

2014年…『狂気の行方』(09年)

2015年…『パーフェクト ストーム』(00年)

2016年…『アノマリサ』(15年)

2017年…『キャンディ』(68年)

2018年…『素顔のままで』(96年)

2019年…『私は二歳』(62年)

 

【歴代・ベスト邦画賞】

日本映画をほとんど観なかった2012年に新設した部門ですが、2018年からは熱心に観るようになったので現在は廃止中。

2011年…なし

2012年…『お葬式』(84年)

2013年…『恋の罪』(11年)

2014年…『めし』(51年)

2015年…『あぜ道のダンディ』(11年)

2016年…『リトル・フォレスト 夏・秋』(14年)

2017年…『王将』(48年)

2018年…なし

2019年…なし

 

【歴代・ベストヘアメイク賞】

ファッションモンスターを決める部門です。2018年に一度やったきりですがメイン部門に復活させたいと思ってます。

2018年…エイミー・アダムス 『ノクターナル・アニマルズ』(16年)

2019年…なし

 

【歴代・ベスト動物賞】

動物とてキャストの一員なのだから讃えるべきだ、という思いから2018年に新設。しかし、記念すべき第一回は宇宙人が取ってしまいました。

2019年…パイラ人 『宇宙人東京に現わる』(56年)

 

【歴代・ハードアクション賞】

とかく賞レースでは無視されがちなアクション映画にもスポット当てたらんと! ってことです。

2019年…『スタークラッシュ』(78年)

 

【歴代・殺しすぎで賞】

大好きな志麻ちゃんを受賞させるために無理やり設けた部門です。政治が動いてます。

2019年…岩下志麻 『この子の七つのお祝いに』(82年)

 

【歴代・ベスト期待外れ賞】

そもそも勝手に期待する側がバカなんだけど。

2011年…『白いリボン』(09年)

2012年…『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(11年)

2013年…『ゴッド・ブレス・アメリカ』(11年)

2014年…『大脱出』(13年)

2015年…『ジゴロ・イン・ニューヨーク』(13年)

2016年…『愛の嵐』(73年)

2017年…『建築学概論』(12年)

2018年…『フィラデルフィア』(93年)

2019年…『キラー・エリート』(75年)

 

【歴代・ベスト監督賞】

私は1年に2~3人の監督とじっくり向き合っているので、そんな方々に賞を贈るための部門です。

2011年…なし

2012年…伊丹十三 『スーパーの女』(96年)

2013年…スタンリー・ドーネン 『パリの恋人』(57年)

2014年…アラン・レネ 『夜と霧』(55年)

2015年…イングマール・ベルイマン 『野いちご』(57年)

2016年…グザヴィエ・ドラン 『Mommy/マミー』(14年)

2017年…溝口健二 『祇園の姉妹』(36年)

2018年…スティーヴン・スピルバーグ 『ペンタゴン・ペーパーズ 最高機密文書』(17年)

2019年…増村保造 『赤い天使』(66年)

 

【歴代・首を絞めたい監督賞】

私は1年に2~3人の監督に腹を立てているので、そんな方々の首を絞めるための部門です。

2011年…ヴィンセント・ギャロ 『ブラウン・バニー』(03年)

2012年…松本人志 『さや侍』(11年)

2013年…リドリー・スコット 『ロビン・フッド』(10年)

2014年…ニール・ジョーダン 『俺たちは天使じゃない』(89年)

2015年…ロマン・ポランスキー 『フランティック』(88年)

2016年…ザック・スナイダー 『バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(16年)

2017年…黒木瞳 『嫌な女』(16年)

2018年…リドリー・スコット 『ゲティ家の身代金』(17年)

2019年…なし

 

【歴代・A級戦犯死刑確定ベスト】

いわゆるワースト10というやつですが、出来の悪い映画を選ぶのではなく、むかつき散らした映画を10本挙げるという好戦的なランキングになっています。

 

2011年

この頃はまだ存在しなかった部門なので該当作品なし。

 

2012年

 1位 『しんぼる』(09年)

 2位 『先生を流産させる会』(11年)

 3位 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら(11 年)

 4位 『リング2』(99年)

 5位 『さまよう刃』(09年)

 6位 『バイオハザードIV アフターライフ』(10年)

 7位 『おっぱいバレー』(09年)

 8位 『踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(03年)

 9位 『スローガン』(68年)

10位『ツリー・オブ・ライフ』(11年)

 

2013年

 1位『言の葉の庭』(13年)

 2位『リミット』(09年)

 3位『寝ずの番』(06年)

 4位『スリーパーズ』(96年)

 5位『ラースと、その彼女』(07年)

 6位『チェーン・リアクション』(96年)

 7位『ある貴婦人の肖像』(96年)

 8位『カウボーイ&エイリアン』(11年)

 9位『マリリン・モンロー/永遠のセクシーアイコン』(12年)

10位『ノー・グッド・シングス』(02年)

 

2014年

 1位『清須会議』(13年)

 2位『LIFE!』(13年)

 3位『僕らのミライへ逆回転』(08年)

 4位『キャリー』(13年)

 5位『ローン・レンジャー』(13年)

 6位『小鳥遊六花・改 ~劇場版 中二病でも恋がしたい!~』(13年)

 7位『インフォーマーズ セックスと偽りの日々』(08年)

 8位『シーサイドモーテル』(08年)

 9位『美しき棘』(10年)

10位『フライング ラビッツ』(08年)


2015年

 1位『闇のあとの光』(12年)

 2位『アイム・ソー・エキサイテッド!』(13年)

 3位『ナイスの森 The First Contact』(04年)

 4位『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』(13年)

 5位『海月姫』(14年)

 6位『TOKYO TRIBE』(14年)

 7位『ジゴロ・イン・ニューヨーク』(13年)

 8位『毛皮のヴィーナス』(13年)

 9位『ドラゴン・コップス 微笑捜査線』(13年)

10位 『ザ・ベイ』(12年)

 

2016年

 1位『マンマ・ミーア!』(08年)

 2位『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』(14年)

 3位『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(15年)

 4位『ギャラクシー街道』(15年)

 5位『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』(13年)

 6位『日々ロック』(14年)

 7位『ミニー・ゲッツの恋』(15年)

 8位『僕だけがいない街』(16年)

 9位『ラブバトル』(13年)

10位『脳内ポイズンベリー』(15年)

 

2017年

 1位『嫌な女』(16年)

 2位『グッドモーニングショー』(16年)

 3位『暗黒女子』(17年)

 4位『神のゆらぎ』(13年)

 5位『LOVE 3D』(15年)

 6位『ミュージアム』(16年)

 7位『ワンダフル・ラジオ』(12年)

 8位『ジュリアン』(99年)

 9位『素晴らしきかな、人生』(16年)

10位『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(11年)

 

2018年

 1位 『ジャスティス・リーグ』(17年)

 2位 『聖杯たちの騎士』(15年)

 3位 『マザー!』(17年)

 4位 『きみに読む物語』(04年)

 5位 『デトロイト』(17年)

 6位 『ノクターナル・アニマルズ』(16年)

 7位 『悪女 AKUJO』(17年)

 8位 『キングスマン: ゴールデン・サークル』(17年)

 9位 『デヴィッド・リンチ:アートライフ』(16年)

10位『メアリと魔女の花』(17年)

 

2019年

1位 『ルイスと不思議の時計』(18年)

 2位 『ウトヤ島、7月22日』(18年)

 3位 『ヴェノム』(18年)

 4位 『クリード 炎の宿敵』(18年)

 5位 『ポリス・ストーリー REBORN』(17年)

 6位 『31年目の夫婦げんか』(12年)

 7位 『ニュー・シネマ・パラダイス 完全版』(89年)

 8位 『キラー・エリート』(75年)

 9位 『摩天楼はバラ色に』(86年)

10位『劇場版ポケットモンスター キミに決めた!』(17年)

 

 

 ま、こんな感じで毎年大晦日にダラダラとやっております。お暇があれば覘いてみてください。皆さんが年末にゆっくりしてる頃にヒィヒィ言いながら更新してるので。ひとりでね。