シネマ一刀両断

面白い映画は手放しに褒めちぎり、くだらない映画はメタメタにけなす! 歯に衣着せぬハートフル本音映画評!

劇場版ポケットモンスター キミにきめた!

サトシ「オレを誰だと思ってんだ!!」

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2017年。湯山邦彦監督。アニメーション作品。

 

ポケモントレーナーになる資格が得られる10歳の誕生日を迎えたサトシは、ポケモンのピカチュウに出会う。人間に懐かなかったピカチュウと友情を育み、世界一のポケモンマスターになるべく旅立つことになったサトシ。出発の日、サトシとピカチュウはいつか伝説のポケモン、ホウオウに会いにいくことを誓う。そして、旅の途中でホウオウについての言い伝えを聞いたサトシとピカチュウは、ホウオウが住むテンセイ山へ向かう。(Yahoo!映画より)

 

イ、今日はポケットモンスターですねー。

映画が好きでこのブログに遊びに来てくれてる方々の期待を存分に裏切る作品でございます。どうもおはようございます。けっこう長い記事なので、前置きはこの辺で。

そんなわけで『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』

あ、先に断っておきます。ポケモン好きは読まないで。

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◆サトシを嫌い、ピカチュウを何度も葬ってきた男がポケモン劇場版を観た◆

あっさという友人に観ろと脅されて鑑賞したので一応リクエスト回ということになるのかな。

折に触れて「ポケットモンスターを観なさいよ」と言われていて、半年ぐらい抵抗を試みたのだが結局諦めて観ることにした。諦めることからすべてが始まると思っているんだ。


私はポケモン歴20年以上なので、第一世代からの古参ファンを名乗っていいのかな。

ポケモンの醍醐味はゲーム性にありと考えているので、アニメ、映画、グッズ等にはほぼ興味なし。劇場版は『ミュウツーの逆襲』(98年)しか観ていない。クローン問題を描いた、ちょっぴり奥の深い映画だと思う。

なお、ゲームでは殴ることしか能のない海外プレーヤーを受けポケモンで完封することと伝説厨を害悪戦法でハメ殺すことを趣味にしている。だけど個体値や乱数調整には拘らないのでガチ勢ではないよ。むしろデタラメな個体値でガチ勢に勝つ…というのが私の流儀なので廃人になるほど厳選はしない。

だから、やっぱり私にとってはポケモン=ゲームなんだよ。最初にもらうポケモンはのちのち育て直すことを見越して理想の性格が出るまでリセットしまくり、ストーリーはさっさとクリアして対人戦向けにひたすら育成する…という血も涙もないプレイスタイルを採る。クリアしてからが本当の始まりなんだ。

そんな私がポケモン映画20作記念の『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』を観た。観たというか観るハメになった。きっと製作サイドも私みたいな人間には観てほしくなかっただろう…と思うようなことをこれから書いていくつもりなので、「ピカチュウかわいい~」と言ってときめくようなピュアハーツの持ち主は読まないことを勧めます。


ちょうど私の世代、もしくは少し上の世代が「俺たちの青春!」とか言って在りし日を懐かしんで泣く、といった効用をもたらしている本作だが、このオレにそんなものは通用しない。なんせ血も涙もない対人至上主義者だからな!

どれだけピカチュウが可愛い子ぶっても無駄だ。そもそもピカチュウが嫌いだ。あんなやつは資本主義の手先だ。

私は友人たちが執拗に使ってくるピカチュウに「地震」や「クロスチョップ」を打ち込んで幾度となく葬ってきた。ネット対戦で海外のキッズとマッチングしたときも、そのガキがピカチュウを出してきたのでチャーレムの「飛び膝蹴り」で葬ってやった。『ピカチュウバージョン』ではピカチュウが進化を拒んだため、主力要員の後釜を見つけたあとにピカチュウを逃がした。

第一世代ではピカチュウが出てくる草むらを「居合い切り」でぜんぶ刈り取った。

 

でも本当のことを言うとピカチュウよりサトシの方が嫌いだ。

ものごとの闇とか裏側を見ようとしないで「仲間」とか「絆」といったオプティミズムを無根拠に称揚する奴だからだ。サトシは現状認識に欠けてる奴だと思うし、もし親戚にサトシみたいな子がいたらきっと会うたびに殴ってると思う。ピカチュウもろとも「飛び膝蹴り」で沈めてやる必要がある。

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◆ポケモンってなぁに?◆

映画の話に入るまえにポケモンの世界観をザッと説明しておくね。

本作の舞台は「カントー地方」。ポケモンの世界では満10歳になったキッズは一人前のポケモントレーナーとして扱われ一人で旅に出ることができるんだ。小学4年生が一人で旅に出るわけだね。この世界の住人は危機意識がガバガバなんだ。

そして至る所に「ポケモン」と呼ばれる奇怪な生物が存在する。

野生のポケモンは人を襲うことがあるし、交通機関すら存在しないカントー地方は危険がいっぱいだからトレーナーは用心深く旅をしなきゃいけない。警察機関も存在しないから誰も助けてくれないし、ポケモン用の病院はあっても人間用の病院はないからトレーナーが怪我したら終わり。宿泊施設もないので、旅をするトレーナーはそのへんの道端で野ざらしになるんだ。西部開拓期よりもひどい有様さ。

おまけに、旅に出るにあたって母親から支給されるお小遣いはたったの3000円。友達とガスト行って終わり。

弱冠10歳の少年少女たちがいかに劣悪な環境で旅をしているのか…これでお分かり頂けたかな。普通に考えれば旅の3日目あたりで遭難したり事故死しそうなものだけど死亡率だけは一丁前に低いんだ。

そしてこの世界では誰もがポケモントレーナーに憧れているのさ!

ポケモントレーナーというのは野生のポケモンをめつけ、ったところにモンスターボールを投げつけて獲し、長い時間をかけて調教と脳を繰り返して従させる人たちのこと。

バトルと称して自分たちのポケモンを再起不能になるまで戦わせたりもするよ!

彼ら曰くポケモンはともだちらしい。

ちなみに、ポケモンは賭博施設の景品として売り出されてもいるので、戦闘や捕獲が苦手な人はギャンブルをしてポケモンをゲットしよう(10歳でも賭博はできるよ)。

また、トレーナー同士の間には目と目が合うのがバトルの合図という不文律があるんだ。まるでチンピラみたいでカッコイイね。たとえこっちに戦う意思がなくても目が合っただけでバトルを強制され、負けると所持金を強奪される。ぼくたちの世界では決闘罪および賭博罪に当たるけど、ポケモンの世界は無法国家なので安心してバトルをお楽しみ頂けるんだ。

すてきな世界だろ!?

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僕の好きな「おとなのおねえさん」を始め、百種類以上ものトレーナーがキミとのバトルを待ち望んでいるよ!

 

◆サトシのクズ伝説◆

説明は以上。口調を戻します。

ちょっとややこしいのだが、本作はTVアニメ版の第1話から入るパラレルワールド設定になっている。

オーキド博士からピカチュウをもらったサトシが「ポケモンマスター」という漠然とした夢を抱いて故郷のマサラタウンに別れを告げる…というところから始まるのだが、タケシやカスミといったお馴染みの仲間は映画オリジナルキャラクターにすげ替えられております。小癪な真似をする。

サトシは「ポケモンマスターになるんだ!」と没理論なことを言ってピカチュウとともに各地を巡るわけだが、なかなか懐かないピカチュウに業を煮やして嫌がるピカチュウにリードを括りつけて引きずって歩くという動物虐待も辞さない強硬策に出る。どうやらこれがポケモンマスターをめざす男の身振りらしい。

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そのあと、道中でキャタピーという芋虫ポケモン(ゴミ)をゲットして大喜びしたサトシは、エンテイという伝説ポケモンと出会ったことがきっかけでポケモントレーナーのマコトとソウジと仲良くなり、徒党を組む。

マコトの持ちポケモンはポッチャマとラプラス、そしてソウジはルカリオを従えているので、ピカチュウとキャタピーしか持たないサトシが事実上最弱のトレーナーとなる(ピカチュウごときの火力ではラプラスは突破できません)


そんな折、三人の前にクロスという少年が現れる。

「強さこそ全て」をスローガンに掲げてやまないクロスは、弱いポケモンをゴミ扱いして切り捨てるようなバトル至上主義。まるで1匹のポケモンを育てるために100匹のクソ個体を孵化させるガチ勢へのアンチテーゼみたいなキャラクターだ。

クロスから戦力外通告を受けて解雇された瀕死のヒトカゲを雇用したサトシは、後日、そのヒトカゲを使ってクロスに戦いを挑むが惨敗を喫してしまう。プライドを傷つけられたサトシはイライラしすぎてマコトとソウジに八つ当たりし、心配するピカチュウに対しても「あっち行けや!!」と怒鳴りつけてしまった。クズの風上にも置けないクズだ。

このあとしばらくサトシが闇落ちしてしまうのだが、この件の一番の被害者はヒトカゲだろう。DVやネグレクトを受けた元の飼い主・クロスと戦わされるだけでも過去のトラウマが蘇りそうなものなのに、クロスのガオガエンから再起不能になるまで痛めつけられた挙げ句、サトシから「ピカチュウだったら勝てた」とまで言われてしまうのだ(最低のクズ発言)。

そんな目に遭っているのに、クロス戦の最中には「サトシの旦那に勝利をもたらして恩返ししたい」という想いから自主的にリザードに進化。力いっぱいに応戦するも炎が吐けないぐらい消耗してしまう。なのにサトシは「火炎放射! 火炎放射!」といって非情な命令をくだす。

無茶さすな。PP切れとんねん。

ていうか、炎タイプのガオガエンに対して同一タイプの技を打っても効果いまひとつですよ。タイプ相性も把握してないダボがポケモンマスターなんてなれるか!!

サトシを負かしたクロスは「間違った指示でいたずらにポケモンを傷つける…。最低のトレーナーだなッ!」と吐き捨てる。悔しいかな正論だよ。

とにかくサトシがクズ過ぎる。

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クロスから解雇されたあとにサトシに雇用されるヒトカゲ(かわいい)。


そのあと、TVシリーズで人気の高い回「バイバイバタフリー」が突拍子もなくぶち込まれます。

キャタピーを覚えているだろうか? 旅の序盤でサトシがゲットしたゴミポケモンである。そいつがトランセルというサナギポケモンに進化するのだ。男性器のような形をしたトランセルは、その見た目にふさわしく「かたくなる」という卑猥な技を覚えるふざけたポケモンである。

やがてその卑猥セルがバタフリーという蝶々ポケモンに進化するのだ。同種のバタフリーが飛び交うお花畑で、サトシは「お前も一緒に遊べ!」と言って自分のバタフリーをモンスターボールから出す。するとそこへ野生のオニドリルが襲い掛かってきたので、サトシはバタフリーで応戦した。

だからタイプ相性考えろって。

飛行タイプのオニドリルに対して虫ポケモンのバタフリーは相性最悪。こんなもんオニドリルの「ドリルくちばし」で確1ですがな(確1…確定一発で殺害されること)

だが、サトシが「かわせ!」と指示したことでオニドリルの攻撃をヒラリとかわしたバタフリーが「風起こし」で反撃して無事撃退に成功する。

幼少期の私がポケモンアニメに見切りをつけた最大の理由…。それは事あるごとにサトシが口にする「かわせ!」である。

「かわせ」ってなに?

これはもう魔法の言葉だね。たとえゲーム版では命中率100%の技でも、アニメ版ではサトシが「かわせ!」と指示するだけでいとも容易くその技をかわすというチート仕様。ご都合主義炸裂の万能ワードである。

そのあと、オニドリルを追い返したバタフリーがメスのバタフリーと愛を育み、その熱愛関係を知ったサトシが「おまえは冒険より愛に生きるべき」とか言って自分のバタフリーを逃がす…というのがこのエピソードの泣きどころになっていて。

小学生の頃にTVシリーズを見たときは泣いていたかもしれないが、今回の劇場版ではさすがにお涙頂戴が過ぎるなぁ。サトシサイドがすでに泣いちゃってるし、なんならバタフリーも号泣している。貰い泣きを誘うのはやめろ。

そもそもこのシーンに涙するほどサトシとバタフリーの絆や友情が描き込まれていないので泣く道理がないんですよ。

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自分で捕まえたポケモンを自分でリリースしてボロ泣きするサトシ(捕獲者のエゴ)。


長くなるのでその後の展開は割愛するが、最後に私が衝撃を受けたシーンに触れてこの章は締めたいと思う。

ピカチュウが人語を話します。

「ピカー」という鳴き声しか発せなかったピカチュウがゴリゴリの日本語を話すのだ。びっくりした。ポカンとした。

まぁ、ロケット団のニャースも人語を操る数少ないポケモンとして登場するのでフィクションラインが崩れることはないのだが、それにしても耳を疑ったなぁ。ついにピカチュウまで人語を話すとは…。ソレやっちゃうの?って感じで。


◆情緒がすごいサトシ語録◆

『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』は良くも悪くもファンアイテムの域を出ないが、かつてポケモンで遊んでいた30代がノスタルジーに浸るぶんには思わぬ効力を発揮する作品だと思います。

ぶりっ子アピールに一層磨きがかかったピカチュウの一挙手一投足はきわめて現代的な「萌え」を体現しているし、バトルシーンの作画にも気合いが入っている(草木が風になびくといった京アニクラスの作画は望めないにせよ)。

観客一人ひとりの記憶=ノスタルジーに依存した退嬰的な作品であることには違いないが、何度か大笑いはしたし、何よりサトシ役の松本梨香が歌う「めざせポケモンマスター」の新録バージョンには素直に感動しちゃったな。

ちなみに、私が感じたオモシロポイントは(恐らく本作オリジナルであろう)サトシの口癖。

何かにつけて「俺を誰だと思ってんだ!!」って言うのね。

爆笑。ヤンキーの常套句かよ。なんと小物感溢れるセリフ…。

本作で発せられたサトシ語録を改めて振り返ってみるとこんな奴が主人公でいいのか?という気がしてくる。

 

「ピカチュウだったら勝てた」

「火炎放射! 火炎放射!」

「かわせ!」

「あっち行けや!!」

「俺を誰だと思ってんだ!!」

 

もう半分DQNだよ。

情緒 大丈夫か?

 

ここからは余談だが、私はスマホアプリの『ポケモンGO』に只ならぬ違和感を覚えて、任天堂switchの『ポケットモンスター Let's Go! ピカチュウ』で完全に見切りをつけた卒業組なのだけど、この2つのゲームでは新規ファンと回顧ファンに寄せた路線にシフトしていて、それに伴って劇場版アニメも本作のようにリブートの形を取っている。ポケモンの歴史を一度白紙にしてゼロから語り直すという試みね。

なぜこんなことをしたのかと言うと、ハードウェアの進化、劇場版の興収が年々下火、シリーズを重ねるごとにポケモンの種類が増えていく…といった問題点を一気に解消しようとして原点回帰(という名のハルマゲドン)を図ったのだと理解してます。

私はリブート商法に乗っかるほど心の広いファンではないのでポケモンとはここらで袂を分かつことになるのだが、ちびっ子各位におかれましては是非ともポケモンの魅力に触れて頂いて、できれば大きいお友達を倒せるようなトレーナーになってほしいと思います。あと、複数催眠だけはしないでください。恨みを買います。

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 (C)Nintendo・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (C)Pokémon (C)2017 ピカチュウプロジェクト

 

 

お気に入りポケモン紹介コーナー

埃かぶったDS引っ張ってきてお気に入りのポケモンを探してみました。個体値メチャクチャでお恥ずかしい。

ポケモン知らない方にとっては意味不明な文章になってると思うのでスルーしてね。

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読み合い好きにはたまらないドンカラス。ニックネームは「コルレオーネ」。

持ち物のピントレンズと特性「強運」によって「辻斬り」が確定急所になる型だが、私はあくまで読み合いを好むので「不意打ち」と「挑発」を軸に立ち回っていく。どちらも読まれやすい技なので一回のミスが命取り。読み合いに疲れたら「ブレイドバード」で突っ込む。

状況に合わせて慎重になったり大胆になったりしないと生き残れない、スリルたっぷりのポケモンだ。殺るか殺られるか、それがマフィアの掟だ。

 

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安定の物理受け、マタドガス。前々作から持ってきた個体なのでニックネームは変更できず。

本当に便利な受けポケモンだと思います。特性「浮遊」により地面技無効なので弱点は実質エスパー技のみ。積んでくる相手には「クリアスモッグ」、ダメージレースになったら「痛み分け」。メインウェポンは「ヘドロ爆弾」で、それが効かない鋼タイプには「火炎放射」で役割破壊。黒いヘドロで毎ターン回復。エスパー技で殴られなければ特殊攻撃でも大体一回は耐えるし、そこを読んで「痛み分け」なんていうのも乙ですな。

私はドロッドロの嫌らしい戦い方を好むので、アタッカーよりもディフェンダーの方が好き。

 

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低い種族値は戦術でカバーしたいニョロボン。ニックネームは「すぐしぬ」。

こいつはとにかくすぐ死にます。生きて勝利をおさめたところを見たことがない。

「身代わり」+「腹太鼓」でカムラ発動ゾーンまでHPを削って、攻撃と素早さを上げ切ったあとに殴りに行く…という、何かと下準備が大変な奴。準備が整う頃には大体死んでる。

とはいえこいつの攻撃種族値は95しかないので「腹太鼓」しないことには始まらないんだよな。幸い特性が「貯水」なので水技を読んで受け出しすれば望みはあり。デザインが好みなので15年ぐらい使い続けてきたポケモンです。

 

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月下の番人ブラッキー。ニックネームは「エーフィ」(盤外戦術)。

見た目の可愛らしさに似つかず、HP95、防御110、特防130というカッチカチの要塞。

「どくどく」と「あくび」がアンチシナジー丸出しだけど、居座る相手には「どくどく」を浴びせて、居座られたくない相手には「あくび」で流す…というふうに使い分けができるので意外と便利。

唯一の攻撃技である「イカサマ」は自分の攻撃力ではなく相手の攻撃力でダメージ計算されるので物理アタッカーどんと来い。ゴツゴツメットも持たせているので物理攻撃なら大歓迎。どれだけ殴られても「月の光」連打で回復し続けます。その間にゴツメダメージと毒ダメージで死ね…という直接手を下さずとも勝手に相手が滅んでいく型。

まぁ「挑発」されたら機能停止するんだけど。

 

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メガ進化すると可愛さ倍増 ミミロップ。ニックネームは「リタフォード」。名前の由来は元ランナウェイズのヘヴィメタル歌姫リタ・フォード。

第6世代まではチョッキすり替えの不器用ミミロップを使っていたけど、第7世代でメガシンカの恩恵を受けて高速アタッカーに。

メガシンカすると格闘タイプが付いて攻撃・素早さが大幅アップ。特性も「肝っ玉」に変わるので技の通らないゴーストタイプにもノーマル・格闘が等倍で入る。死ぬほど厄介なギルガルドも「飛び膝蹴り」で確1ってなもんさ。霊獣ランドロスやメガボーマンダは「冷凍パンチ」でサクッと処理。

唯一の懸念材料は「飛び膝蹴り」を外すこと(反動ダメージえぐい)。膝の皿が割れてこっちが死ぬことになります。