シネマ一刀両断

面白い映画は手放しに褒めちぎり、くだらない映画はメタメタにけなす! 歯に衣着せぬハートフル本音映画評!

私が新年を迎えたのではない。新年の方が私を迎えたのだ。

ご機嫌さまー。

みんな年越しの瞬間なにしてたん。まさかジャンプしてないだろうな…(するなと言ったはずだぞ、『ひとりアカデミー賞 第一部』のケツでな…)

私は例年通り映画評を書いてましたな。年末らしいことは何もせず、夜通しヘッドホン付けてビール飲みながら『ヘルファイター』(68年)の評書いてたわ。幸せそうな人生でしょ?

はて、正月は何をしていたか。ひたすら映画観て評書いて映画観て評書いて…をロックンロールみたいに繰り返してたわ。年末年始のたのしい特番は時間の無駄なので見ない。お節も意味がないので食べない。原理主義的無神論者なので初詣にも行きません。

大体において行事ごとが嫌いなのです。映画評の前書きでも年中行事に関する話題にはほとんど触れたことがないし(まぁ、いま触れてるけどね)。

正月はこう過ごすべきとか、クリスマスはこれを食うべきとか、誰かが決めただけに過ぎない風習という名のべき論に乗っかって無意識理に我々の生活様式が決定されている事がすでにむかつく。

私は私の思い描いたライフスタイルの中に自らの人生を構築しているので、年中行事だか何だか知らんがそんなものに振り回されるつもりは毫もねえんだよ、って感じで毎日を生きているなあ。

なので当然、自分の誕生日とかもムチャクチャどうでもいいです。

そもそも私は初めてこの世に生まれた日だけが誕生日という考え方をするのね。つまり私が産み落とされた日だけが私の誕生日であって、1年経って同じ日付が来たところで、それは誕生日っていうか…もはや平日なんです。したがって0歳で誕生日を迎えた私に二度と誕生日はやってこない(生誕〇周目の平日がやって来るだけ)。なんて悲しい話を俺はしてんだ。

あと「明けましておめでとうございます」という挨拶も極力しないようにしています。やばい奴と思われるのがイヤだから理由は説明しないけど。

昨日、さっそく人に「明けましておめでとうございます」と言われたので「ありがとうございます」と返事しておいた。そのせいで、あたかも私が明けたみたいなわけのわからない文脈になってしまったがな。まぁでも…その通りなのかもしれない。私が新年を迎えたのではなく新年の方が私を迎えたのだ。

2020年が私に追いついた。

そういう解釈も全然アリだと思うな。いずれにせよ新年の挨拶をするぐらいなら死を選ぶよ。

 

ていうか、なぜこんな記事を書いてるかと言うと、前回更新した『2019年ひとりアカデミー賞 第二部』をもって通算500記事を突破したお祝いでもなければ、もちろん新年の挨拶でもなく、ただ今年からはこんな感じの記事も書いていくでということを天下万民に知らしめたいからです。言ってみりゃあ、そのデモンストレーションとして本稿が綴られているわけである。

mixi時代には「随筆」と称して日頃の思惟・営為を書き散らしていたが、『シネ刀』を始めてからは映画評ばかりになっていたので、ここらでいっちょ思いのままに雑文が書ける場を設けてもよいのかもしらん。

ちなみに皆さんは日記と随筆の違いをご存じか。日記は「起きた事」について書き記したもので、随筆は「考えた事」について書いた散文です。これがダイアリーとエッセイの違いだな。私は俄然エッセイ派で、ダイアリーというのが書けないンである。なぜか?

非活動的かつ非社交的なタチだからか、身の回りでおもろい事が一個も起きないからである。

なんでこんな悲しいこと言わすの。でも事実なので認めざるを得ないところであるよなー。まるで代わり映えのしない、しみったれた凪のようなライフスタイルゆえに出来事らしき出来事は何も起きず、ならばと「頭の中で考えたこと」を書く所業、それが随筆家の本分じゃけえ、堪忍したらんかい!

 

あ、でも一つだけ出来事らしい出来事があったわ。

12月30日にアクセス数がやおらハネて、翌31日にピークを迎えたんです。

「何をハネることがあるん。この期に及んで…」とブツブツ呟きながら原因を調べたところ、どうやら去年の4月16日に書いた『映画を捨て置いてイエモン特集』がトゥイッターで拡散されたことでイエモンリスナーがこぞってこの記事を読みに来たらしい。

ウン。有難いっちゃあ有難いけどね、コメントが一個もつかねえの。まぁいいんだけどさ、ちょっぴりばかりオイラは悲しいよ。なにしろ数千人も読みに来てるんだから、そのうちの1人がウソでも「おもしろかったです」なり「おしっこ出ました」なり、なんぞコメントを残していってくれてもよくない? それが人情じゃない? その一言だけで明日を羽ばたけるのに。

それをば、なんだ、そんな多くの人間が読むだけ読んでコソ泥みたいに帰っていったのですよ。わしゃブックオフか?

いちばん悲しかったのは各記事のアクセス傾向を見たときですね。

 

~12月31日のアクセス傾向~

『 映画を捨て置いてイエモン特集 』 …98%

『2019年ひとりアカデミー賞 第一部』…1%

『2019年ひとりアカデミー賞 第二部』…1%

 

うそやん。『イエモン特集』に読者根こそぎ持っていかれとる。

思わずクリッとした目で二度見したわ。一番ホットな『ひとりアカデミー賞』のアクセス率が各1%て。NHKでやってる『おさるのジョージ』でも平均視聴率2%あるのに。

おさるのジョージに負けたん…?

あんな猿ごときに『ひとりアカデミー賞』が負けたというのかあ。まじかー。ジョージやるな~。

 

そんなわけで、今年からはこんな感じの誰にとっても無駄でしかない随筆という名の手抜きコンテンツも充実させてゆく所存。30分ぐらいでサッと書けるのでレビューストックが尽き始めたときに書くと思います。

手抜きの罪滅ぼしとして私が描いた芸術的な絵を一枚ずつ公開していくというルールを己に課すことにする。このストイックな姿勢、評価せぬ手はない!

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これは学生時代に描いた名探偵コナン。本家のコナンくんより賢そうです。