ちっす。あすあす。けふ。おっふ。
本日はRPGゲームに関するカス記事を貴様らに捧ぐ。何かあったときの為に温存してた切り札だよ！ たまには更新頻度を上げて皆をびっくりさせないといけないと思って、ついに切ったよ、このカードを。
まだまだあるよ、こんなゴミカードが。
あのねぇ、さっきからゴミとかカスとか…。
やめてよねっ…！
あ、ハイ。
そんなこって、コンピューターゲームといえば今やすっかりRPGかSRPGしかしなくなった私が「RPGゲームやっててイライラすること10選」を熱燗しこたま飲みながら書いたで～。集まり～。
コテコテの関西弁表記なので非関西圏の読む者たちには少々読みづらいかも。そういう奴らのために夜なべして関西弁辞典を作ったので、関西弁がわからない人民はこれを参照しながら読むこと。
【超完全網羅】関西弁辞典【永久保存版】
ひらう…拾う
ほかす…捨てる
チョモエッテ…ちょーもーえーて
ちょーもーえーて…ちょっともういいって
以上。
それじゃあいってみよっか！？
①序盤の一人旅なのにザコが妙につよい。
これは主に『ブレスオブファイア2 使命の子』(94年) のことやな。ピンポ指しや。懐かしのスーファミやな。
とにかくストーリー序盤は主人公とザコ1匹の強さがトントンなん。
なんでトントンなん！！！
しかもハエ。
ハエやぞ。
世界救おうって勇者がハエ1匹倒すだけでヒィヒィゆうてる。む～ちゃむちゃええ勝負しよる。ハエと。
何が悲しゅうて序盤からハエと五分の勝負せなアカンねん。
武蔵と小次郎ばりに紙一重の勝負してる。
しかもやで、エンカウントした敵が1匹ならまだしも、2～3匹同時のパターンもあんねん。
ほなムリやん。
1匹相手にするだけでもトントンやぁ言うてんのに3匹て。どういう想定やねん。作り手よぉ。
こっちLv1やぞ？
Lv1が「Lv1の軍団」に勝てるかあ！
バッコバコしばかれて終わりや、こんなもん。頭ヘコんで終わり。ムチャポコのポコ！ 最初の村からチョロッと外出ただけやのに…なんでもう窮地やねん。
たとえ回復アイテムを全投入して辛勝おさめても、ザコ戦のたびにこんな目に遭うてたら…たぶんムリちゃう？ この旅。
こんな激ヘボ勇者が旅してもしゃーないやろ。世界救うどころか我がの命救うだけでヒィヒィ言うとんねん。ハエ相手に。
だもんで、早々に「にげる」に縋らなあかんねん。
まさかこんな再序盤で「にげる」コマンドに命託すとは思わなんだわ。
必死こいて「にげる」ブワァー連打して。序盤のハエ相手にｼｬｶｼｬｶｰって逃げて。
面汚しもええとこやぞ。世界救うとか二度と言うなよ。
ハエごときに歯が立たず、くたばる。
②アイテムひらったときの「これ以上持てません」
持ち物の個数制限ね。あれ腹たつよな。
四次元ポケットみたいになっとけよ。
アホみたいに袋すぐパッツパツなって…。
ほいで、袋パツパツのときに新しいアイテムをひらうには、所持中のアイテムをどれか一個ほかさなアカンねん。街にいたら道具屋で売れるけど、街の外やとほかすしかない。
ほかすって悲しいよな。使うことも渡すこともでけへん時の最後の手段やもんな。でも宝箱の中身をゲットするためには何かほかさなアカン。まあ、だいたい薬草になってくるわな。安価やし。
ほいで薬草、ブワァーほかすねん。
この先の道にも宝箱あること見越して、道具袋のスペース空けるために前もって薬草ほかしまくんねん。
なんじゃ、この営み。
せっかく道具屋で「たまの贅沢や。多めに買うとこか！」ゆうていちびって買うた薬草。ブゥワァ～ほかして。
不法投棄のバケモンか？ しまいにバチあたるぞ。選手村の食堂におけるオリンピアンばりに勿体ないことしてる…！
なにこのモノほかすゲーム。
③道具袋の中身が「薬草 薬草 薬草」ってなるやつ。
「薬草×3」でええやん。
同種は、もう1種とみなそうや。
特にスーファミ時代のゲームに多いよな、このシステム。
これやられると、あっちゅう間に道具袋がぱんぱんになりよんねん。1個につき1種ってみなすから。すぐぱんぱんなりよる。
アホみたいに袋パッツパツなって…。
せめてゲームの中くらい、かさばんな。
「かさばる」なんて概念いらんやろ、ゲームに。
この一世風靡した「かさばりシステム」のせいでしょぼいアイテムは所持すること自体がデメリットっちゅーか、上から順に有用なアイテムを入れる為だけの道具袋になってまうんよ。わかるけ。
でも本来は「使わんかもしらんけど一応持ってたら安心するモノ」を入れておけるのが袋の役目でしょ。
普段ボクたちが使ってるバッグやポーチも、そういうことでしょ？ リップとか絆創膏とかほり込んでさ。随意に。任意に。
せやのに「薬草 薬草 薬草」になるとか、やめえ。
遅かれ早かれ薬草をほかさなアカンようになる社会、やめえ。
「入れるための道具袋」が「捨てるための道具袋」になるの、やめ！！！
モノ捨てるための道具袋。
④ボスがいると思って入った部屋にボスおらんくてリソース管理ちょっと狂う。
これ、わかるけ。
ボスおる雰囲気むんむんの扉の前であらかじめHPやMPを全回復して「るるおー！」言いながら部屋に突入したもののアテが外れてボスおらんかった時な。
RPGゲームには「イベント発生圏」みたいな一定の領域があって、そこを一歩でも越えると自動的にボス戦に移ってまうから、できれば万全を期すべくイベント発生圏の少し手前で回復＆セーブをしときたいんやけど、たまに「イベント発生圏によく似たイベント発生圏外」があんねんな。
ボスの部屋の隣室あたりでやりがち。
ほいで結局「ボスの本当の部屋」に辿り着くまでに2～3回エンカウントすんねん。せっかく全回復したのに、またザコ戦でちょっと消耗すんねん。これ腹たつわ。せっかくシャワー浴びたのに汗かく、みたいな。
⑤はりきって武器屋で最強装備整えた直後にダンジョンの宝箱からもっと強い武器ひらう。
無駄ショッピング。
がっかりや。武器屋で「値ぇ張るけど高性能やしなぁ。思いきって買うとくか～」ゆうてせんど迷った末に買うたのに、そのあとダンジョンですぐ上位互換の武器ひらって…。
なんでショッピングした後にショッキングな気持ちにさすーん。
むかつくわ～。なんで大枚はたいて買ったモンより、その辺でひらったモンの品質の方がまさっとんねん。自然界バグっとんのか？
武器屋も武器屋で、先回りして『それ』を仕入れてオレに売れよ。その強いやつをよォーッ！
本来その宝箱は武器屋の主人が拾ろとかなアカンやつやろ。
近くのダンジョンに落ちてるモンより低品質のアイテムしか扱ってないような武器屋ならすぐ畳め。やめじゃやめじゃ。しょーもない。
⑥即死呪文とかいう運ゲー。
これ本当にやめてぇ～ん。
おねがい。大体なんやねん即死呪文て。ただのギャンブルやんけ。
これ使ってくる敵には戦略の立てようがなくて「即死呪文使ってくなよ～使ってくなよ～」て願うことしかでけへん。で、使こてきたら「避けれ避けれ避けれ！」って。
大人なのに叫んで。
そうなってくると、もう戦略もヘチマもあらへん。ただの運や。「使ってくなよ～」の祈りや。教会や。
大体よぉ、こちとら「死なない」ために装備を工夫して防御面に気を配ったり、ダメージを抑えられる立ち回りをしたり、回復アイテムをやり繰りしてるわけやん。それがターン制コマンドバトルの醍醐味なのに…即死て。
どういうことやねん、それは。
なんで即、死ななアカンねん。
ふざけ倒せ。
むしろ「即死なないために頭を使う」っていうゲームをしてんのに、なんで即死ぬねん。
ハチャメチャやないか。
まあ、武器屋に行ったら「10%の確率で即死を防ぐ」みたいな即死耐性アイテムとか売ってるけど……誰が買うかボゲッ！
10パーて。気休めモンドセレクション出品作品ですか？ ってくらい効果激ショボやないか。なんの不安も拭い去れん。これならまだ敵が即死呪文を外す確率の方が高いやろ。そっちにすがるわ。
「使ってくなよ～」と「避けれ避けれ」の祈りゲー。即死呪文は宗教。
⑦なぜかボスだけ状態異常きかへん。
健康な～～～～ん？
ボス…。む～～ちゃむちゃ健康なんか？
これに関しては腹立つというよりワケがわからん。毒も効かへん、眠りも効かへんて。なんやそれは。どういう体のしくみや。
…スムージーとか飲んどんけ？
なんぼほど免疫あんねん。すこやか過ぎるやろ。
もう何やっても効かへんのよ。混乱もせえへん。痺れへん。こっちの状態異常技、ぜ～んぶミスりよる。
こっ…わっけのわからん…！
アレけ。ママンの寵愛をたっぷり受けながら育ったんか？ それとも私立高いってたんか？ ボスなのに？
なにこの完全健康体。
もう藤原紀香やん。
え。これって仲間集めて世界中を旅しながら最終的に藤原紀香しばくゲームだっけ？ ってくらいボスの健康状態がすごい。絶対ローヤルゼリー飲んでる。DHC定期購入してる！
萎えるわ～。これやられると状態異常技の存在意義なくなるやん。
基本、状態異常技っちゅうのは戦闘が泥沼化するほどにジワジワ効いてくるから、長期戦が見込まれるボス戦でこそポテンシャルを発揮するやん？ 逆に、1～2発で倒せるザコ相手に「毒」や「眠り」みたいな技は使わへんのよ。悠長だから。
じゃあ誰に使うの？ ボスでしょ！
それなのに「ボスに使ってこその技」が「ボスに効かない」というあじゃぱー沙汰。
それって、もうセクシーショットのない藤原紀香の写真集みたいなもんよね。「じゃあ何の為のそれ？」っていうさ。
誰が為の鐘！？ っていう。
ボスは状態異常はねかえす。
⑧勝てると思って全リソース投入した「負けイベント」。
通常、負けイベ。
ストーリー進行上、負けることが前提になってる戦闘演出のことやな。
多くの作品では「現時点での主人公のレベルではほぼ勝てないくらい敵が強い設定」になってるけど、たとえゴリ押しで勝ったとしても強制的に負けた扱いになるっていうストーリー演出…。
茶番やめっ！
まあ、戦闘始まって2～3ターンも経てば「あ、これ負けイベやな」って察するけど、たまに絶妙に拮抗する強さ調整ゆえに負けイベと気付かず「いける、いける！」ゆうてムダに時間費やして我武者羅に戦ってまうことがあるんよ（どうせ負けるのに）。
ものっそい一撃で味方バッチィーいかれて「やけに強いなぁ」言いながら、そのつど復活アイテムしこたま使こて、そやって耐えて耐えて「希望見えてきたー！ 希望見えてきたー！」ゆうて地滑り的に勝てそうなったタイミングで絶対全員死ぬイカヅチとか喰ろて全滅させられて。
そこでようやく「負けイベやったんかえ！」ゆうて。
ゲーム機ほって。
ちょっと泣いて…。
復活アイテム返せ。
このばか！ 全部返せ。
なんちゅう出来レースや。貴重なアイテムごっそり使こてもうた。
これ、どないすーん。あれだけパッツパツやった道具袋が今となっては愛おしいわ。
たのむ。どうせ負けイベなら露骨すぎるくらい「これは負けイベですよ」然としといてぇ～～～～ん。たのむ。
もうちょい匂わしてくれんと。「これキリないで」って。「絶対負けるから足掻くなや」って。目配せしてくれんと。
そらぁ、だって、そこそこイイ勝負できたら「あれ？ これ勝てるかも」って思うてまうやんか。
そうした我々の希望に付け込みやがってええええええええええ。
かすかな希望を感じさす絶妙な敵のバランス調整すなっ。
ゲーム開発者にお願いします。どうせ負けイベなら、いっそ圧倒的な力でねじ伏せてくれ。ハナから。なんなら初手「絶対全員死ぬイカヅチ」でええわ。
なんせ一縷の望みをチラつかすん、やめ。なんでわざわざ「ワンチャンあるかも」のぬか喜びさすん。ボディタッチの多い女か？
結局、どんなに頑張ってもワンチャンもネコチャンもないのよ。
骨折り損のくたびれ儲けだワン。
⑨行き止まりたいのに正解の道選んでまうダンジョン。
ダンジョンの中って二股道とか三叉路になってて「正解の道」と「行き止まり道」があるのよね。
RPG好きとしては、まず「行き止まり道」に進みたいわけ。
なぜなら行き止まりの道には残念賞みたいなノリでアイテム（宝箱）が落ちてることが多いから。まずはそれを回収したい。行き掛けの駄賃や。
ゆえに一発目から正解の道に進んでしまったときは「うわ～正解こいた～」っていう悔しさがある。「わざと間違いたいのによォーッ！」って。
せやから、そういう時は、いちいち来た道を引き返して、わざと行き止まり道でアイテムひらって、ほいで改めて正解の道に進み直さなアカンねん。もちろんその道中も敵とエンカウントするので面倒臭いことこの上ないのよ。何度手間やねん。
いっそ分かれ道に「←正解 間違い→」て看板立てといてくれ。
たのむゥー！
まあ、こんな看板立てるとラクしたいユーザーは最初から「←正解」に進むだろうけど……別にええやん。
「ラクしたい」と思ってるような志の低いユーザーにはラクさせたったらええねん。
でも、大体のユーザーは「間違い→」に進むから。「本望本望！」ゆうて。RPG好きなんてそんなもんやで。まずは間違った方をあえて選ぶねん。
否！ 選びたいねん。
ドラクエとかでもさ。「協力してくんない？」との問いかけに「“いいえ”を選んだらどうなるんだろ？」って好奇心から一回「いいえ」選びたなるやん？ いいえの世界線が見たいねん。
つまり間違った道にこそロマンがあんねん。
蛇の道は宝やねん。
ワイらは“予定調和の向こう側”をみたいねん！
進んで間違いをこくのがRPGの醍醐味！
⑩NPCの案内人「祭壇は村の北西にあるわ。先に行って待ってるわね」
一緒に行こうや。
急に素っ気なくなって「先に行って待ってるわね」とか…。
な～～んでそんな悲しいことゆーん。
べつに…一緒に行ったらええやん。別々で行く意味あるか？ むしろ連れてってーや。なんで自力で辿り着かそうとすん？
これ、ほんま悲しなんねん。目的地いっしょやのに、なんで自分だけ先にピューンすーん。同じ目的を持った仲間やのに。目的も目的地も一緒やのに。
ほいで、祭壇に着いたら着いたで「待ってたわ」とか「遅かったわね」とか言われんねん。
先ピューンするからや。
「待ってたわ」言われても…。
知らんわい。
その待ちぼうけはオレのせいちゃうやろ。我がで「ぼうけ」にいっといて何言うとんねん。勝手に先ピューンしといて後から着いた者を遅刻判定すなよ。
ポケモンのライバルもコレしよんねん。「よし、研究所に戻ろう。先行ってるぜ！」って、一人でピューンして。ほいで遅れて研究所に戻ったら「まずは〇〇タウンでジムに挑戦だ。先行ってるぞ！」って、また勝手にピューンして。
先行くなカス。
目の前チョロチョロすんな。
一生追いつけへんやんけ。なんじゃこれ。なんでおれアキレスと亀現象に巻き込まれてんねん。
今度おうたら後ろからど突いたるからな！
そう言い残してピューンする。
～惜しくも十選から漏れたノミネート作品～
・MP切れにおびえて魔法使われへん
おれみたいな吝嗇家と心配性のハイブリッドには多いケースとちがうか。
MPの枯渇を危惧するあまり、回復ポイントの少ないマップでは「あんま魔法撃ちまくってると後々苦しなるな～」って将来を不安視してまうねん。
で、MPケチり倒して、ほとんど魔法使わんままクリアして。でも「案外イケた」みたいに妙に晴れがましい顔して。にっこり笑ろて。
・主人公たちに対して「こいつら風呂とかいつ入ってんだろ」と衛生管理を思わず不安視。
これに関しては、ゆうてゲームやから風呂とかそういう概念は存在しない世界観なのかと思いきや、意外とキャラクター自身が「長旅で体がクサい！」とか「たまには温泉でも入って疲れを癒したいわね…」みたいな言説を唱えるのよね。
しっかり風呂あるやん。
入浴の概念めちゃめちゃ存在してる…！
…ほなクサいやん。
・弱点と耐性がようわからん属性仕様。
これは主にドラクエ。
この敵には氷属性の魔法が効くのかなーと思いきや意外とそうでもなくて、じゃあ何が効くかっていうと…わからん。
「ほな何が効くーん！？」ゆうて炎属性や雷属性も試してみるけど、そないダメージ変わらんところを見るにたぶん弱点ではないっぽい。ほな何が弱点なのかっていうと…一生わからん。
あるのかもしらんが、とにかく分からん。
三すくみが一生謎のジャンケン。
パー！グー！ つってんのに何故かパーが勝たん。そのへんのメカニズム非公開。
チー！ チー！ いうてんのに何故かあいこにならん。
なやむ。
