シネマ一刀両断

面白い映画は手放しに褒めちぎり、くだらない映画はメタメタにけなす! 歯に衣着せぬハートフル本音映画評!

ひとりアカデミー賞 歴代受賞作一覧

ははははは。おはよう。

今年で8回目、されど『シネ刀』では1回目となる年末恒例行事『ひとりアカデミー賞に先駆けて歴代受賞作を発表いたします。皆さまにとっては実にどうでもいい記事でしょうが、私にとっては選考の基準になるので、こういうのを先に作っておくと今後も大いに役立つわけです。

 

『ひとりアカデミー賞とは、私がその年に観たすべての映画を対象に各部門の最優秀作品をテキトーに決めていくという権威ある映画賞です。

新旧、洋邦、初見再見を問わず、私がその年に観たすべての映画を対象に熾烈な賞レースがおこなわれるんすね。

各部門をザッと列挙いたしますと、ベスト作品賞ベスト撮影賞ベスト脚本賞主演男優賞主演女優賞ベスト魂ぷるぷる賞掘り出し物賞色んな意味でヤバい賞ベスト邦画賞ベスト期待外れ賞ベスト監督賞首を絞めたい監督賞の12部門からなっており、そのあとA級戦犯死刑確定ベストと称した最低映画10本を晒し上げるという非常にネガティブなコーナーでとどめを刺し、その年のシネマライフの総括で締めくくる…といった二部構成のプログラムになっております。

ただし今年は日本映画をほとんど観ていないので、一思いに「ベスト邦画賞」を解体して新部門をいろいろと増設するつもりなのでよろしくお願いします。

それでは、過去7年分の最優秀作品を勝手に振り返らせてもらうね。怒りを込めて振り返れ。

 

~便利なもくじ~

 

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【歴代・ベスト作品賞】

2011年…ホーリー・マウンテン(73年)

2012年…或る夜の出来事(34年)

2013年…8 1/2(63年)

2014年…『リアリティのダンス』(13年)

2015年…『第七の封印』(57年)

2016年…『キャロル』(15年)

2017年…『サニー 永遠の仲間たち』(11年)

 

いちばんナイスな映画を決める賞です。

見る人が見れば「当たり障りのない一覧だな」と思って頂けると思います。

 


【歴代・ベスト撮影賞】

2011年…なし

2012年…なし

2013年…『疑惑の影』(42年)

2014年…ゴーストライター(10年)

2015年…『恐怖分子』(86年)

2016年…ノスフェラトゥ(79年)

2017年…雨月物語(53年)

 

「ベスト撮影賞」は2013年から設けた部門なので、それ以前は該当作品なしという寂しい様相を呈しております。

いま振り返ってみると実にイヤミな受賞一覧ですね。自称シネフィルが精いっぱい背伸びをした、というイキった跡が見え隠れ致します。

 

 
【歴代・ベスト脚本賞

2011年…マルホランド・ドライブ(01年)

2012年…椿三十郎(62年)

2013年…『情婦』(57年)

2014年…アンダーカヴァー(07年)

2015年…『危険なプロット』(12年)

2016年…アクトレス 女たちの舞台』(14年)

2017年…『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』(15年)

 

昔の映画と最近の映画がわりとバランスよく選ばれてるけど、脚本のことはよく分からないのでほぼ当てずっぽうで決めております。

 


【歴代・主演男優賞】

2011年…アル・パチーノ 『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』(92年)

2012年…ハンフリー・ボガート 三つ数えろ』(46年)

2013年…ニコラス・ケイジ ウインドトーカーズ』(02年)

2014年…ウィレム・デフォー 『ハンター』(11年)

2015年…ケビン・コスナー 『ラスト・ミッション』(14年)

2016年…アル・パチーノ 『Dear ダニー 君へのうた』(15年)

2017年…市川雷蔵 『破戒』 (62年)

 

アル・パチーノが二度もオスカーを手にしております。さすがは『映画男優十選』の1位。露骨な贔屓。

ウィレム・デフォーやケビン・こなすーが受賞しているあたりも『シネ刀』での贔屓ぶりに通じるものがありますね。ただ、2013年にニコラス・ケイジが受賞しているのが腑に落ちません。しかもウインドトーカーズなどという愚作で。

 


【歴代・主演女優賞】

2011年…ナオミ・ワッツ ナオミ・ワッツ プレイズ エリー・パーカー』(05年)

2012年…マリリン・モンロー 『荒馬と女』(61年)

2013年…カトリーヌ・ドヌーヴ 『反撥』(64年)

2014年…ティルダ・スウィントン 『スノーピアサー』(13年)

2015年…マリオン・コティヤール 『サンドラの週末』(14年)

2016年…マーゴット・ロビー スーサイド・スクワッド』(16年)

2017年… ハン・ヒョジュ 『ビューティーインサイド』(15年)

 

趣味炸裂でございます。ああん恥ずかしい。

初代受賞はナオミ・ワッツがかすめ取り、去年なんかは韓国の若手ハン・ヒョジュがもぎ取っていて、その間にはカトリーヌ・ドヌーヴのようなオールドスターが持って行ってしまってるわけです。節操ねえな。ただの趣味やな、これ。

『スノーピアサー』のティルティルに至っては主演ですらないし。

 


【歴代・ベスト魂ぷるぷる賞】

2011年…ハスラー2』(86年)

2012年…華氏911(04年)

2013年…『未知への飛行』(64年)

2014年…『2ガンズ』(13年)

2015年…『ショート・ターム』(13年)

2016年…スポットライト 世紀のスクープ(15年)

2017年…『はじまりへの旅』(16年)

 

ベスト魂ぷるぷる賞とはなんなのかと考えますると、記録よりも記憶に残る映画なのかもしれないよ、ってことが言えると思います。

要するに魂がぷるぷるした映画に贈られる賞です。何か言ってるようで何も言ってねえ。

 


【歴代・掘り出し物賞】

2011年…『ブロンコ・ビリー』(80年)

2012年…不思議惑星キン・ザ・ザ(86年)

2013年…『あの胸にもういちど』(68年)

2014年…『ジョンとメリー』(69年)

2015年…『組織』(73年)

2016年…『ザ・ヴァンパイア 残酷な牙を持つ少女』(14年)

2017年…アスファルト(15年)

 

この部門は「なんとなく観たよくわかんねえ映画がすげーよかった」という喜びの度合いを競っております。

マイナー映画というほどでもないけれど、普通に生きてたらなかなか観る機会のない映画というか。メジャー街道から少し外れた場末のバーみたいな。そういう作品にスポットを当てた賞となっております。『組織』なんか実にいいですねぇ。

 


【歴代・色んな意味でヤバい賞】

2011年…インランド・エンパイア(06年)

2012年…陽炎座(81年)

2013年…カルメン純情す(52年)

2014年…『狂気の行方』(09年)

2015年…パーフェクト ストーム(00年)

2016年…『アノマリサ』(15年)

2017年…『キャンディ』(68年)

 

複合的にヤバい映画というのがあるわけです。内容チンプンカンプン。狂った演出。制作背景も常軌を逸してる。総じて頭がおかしい。そうしたリアルクレイジーな作品に贈られる賞ですね。

たまの刺激がないと映画は詰まりません。

 


【歴代・ベスト邦画賞】

2011年…なし

2012年…『お葬式』(84年)

2013年…恋の罪(11年)

2014年…『めし』(51年)

2015年…『あぜ道のダンディ』(11年)

2016年…『リトル・フォレスト 夏・秋』(14年)

2017年…『王将』(48年)

 

まぁ、新旧さまざまの日本映画が輝き散らしておりますが、今年はこの部門をぶっ壊したので、これ以上何を語ることもございますまい。

 


【歴代・ベスト期待外れ賞】

2011年…白いリボン(09年)

2012年…キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(11年)

2013年…ゴッド・ブレス・アメリカ(11年)

2014年…『大脱出』(13年)

2015年…『ジゴロ・イン・ニューヨーク』(13年)

2016年…『愛の嵐』(73年)

2017年…建築学概論』(12年)

 

期待外れというのは勝手に期待した人間の問題であって期待を裏切った映画が悪いのではない…という前提の上にこそ「ベスト期待外れ賞」は存在する。何のためにあるのかよくわかんない賞です。

ジゴロ・イン・ニューヨーク』はウディ・アレン監督/出演作かと思いきや出演だけだった…という一点のみでブチギレて期待外れ賞を押しつけました。勝手に誤解して勝手にがっかりして一方的に期待外れ賞に輝かす。理不尽そのものです。

 


【歴代・ベスト監督賞】

2011年…なし

2012年…伊丹十三 スーパーの女』(96年)

2013年…スタンリー・ドーネン 『パリの恋人』(57年)

2014年…アラン・レネ 『夜と霧』(55年)

2015年…イングマール・ベルイマン 『野いちご』(57年)

2016年…グザヴィエ・ドラン 『Mommy/マミー』(14年)

2017年…溝口健二 祇園の姉妹』(36年)

 

私は一年に2~3人の監督とじっくり向き合っていて、たとえば去年ですと溝口健二がマイブームで、そういう監督ほど受賞しやすい部門となっています。

ところが今年は監督別に観るといった経験をほとんどしていないので、誰に賞をやっていいものやら、非常に迷っております。

 


【歴代・首を絞めたい監督賞】

2011年…ヴィンセント・ギャロ ブラウン・バニー』(03年)

2012年…松本人志 さや侍』(11年)

2013年…リドリー・スコット ロビン・フッド』(10年)

2014年…ニール・ジョーダン 俺たちは天使じゃない』(89年)

2015年…ロマン・ポランスキー フランティック』(88年)

2016年…ザック・スナイダー バットマン vs スーパーマン ジャスティスの誕生』(16年)

2017年…黒木瞳 『嫌な女』(16年)

 

その年に一番むかついた監督に贈られるステキな賞です。

ロマン・ポランスキーは好きだけど、2015年にたまたま観たフランティックに激怒したので受賞さす…といったように、必ずしも嫌いな監督に贈りつける賞とは限らないというあたり。おくがふかいです。

 


【歴代・A級戦犯死刑確定ベスト】

いわゆるワースト10というやつですが、出来の悪い映画ではなく腹の立った映画を10本挙げるという、感情的かつ好戦的なランキングになっています。

 

2011年

まだこの頃は存在しなかった部門なので該当作品ナシ。

 

2012年

 1位 『しんぼる』(09年)

 2位 『先生を流産させる会』(11年)

 3位 『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーのマネジメントを読んだら(11 年)

 4位 『リング2』(99年)

 5位 さまよう刃(09年)

 6位 バイオハザードIV アフターライフ(10年)

 7位 おっぱいバレー(09年)

 8位 踊る大捜査線 THE MOVIE 2 レインボーブリッジを封鎖せよ!』(03年)

 9位 『スローガン』(68年)

10位ツリー・オブ・ライフ(11年)

 

2013年

 1位言の葉の庭(13年)

 2位『リミット』(09年)

 3位『寝ずの番』(06年)

 4位スリーパーズ(96年)

 5位ラースと、その彼女(07年)

 6位『チェーン・リアクション』(96年)

 7位『ある貴婦人の肖像』(96年)

 8位カウボーイ&エイリアン(11年)

 9位マリリン・モンロー/永遠のセクシーアイコン』(12年)

10位『ノー・グッド・シングス』(02年)

 

2014年

 1位清須会議(13年)

 2位『LIFE!』(13年)

 3位僕らのミライへ逆回転(08年)

 4位『キャリー』(13年)

 5位ローン・レンジャー(13年)

 6位小鳥遊六花・改 ~劇場版 中二病でも恋がしたい!~』(13年)

 7位『インフォーマーズ セックスと偽りの日々』(08年)

 8位シーサイドモーテル(08年)

 9位『美しき棘』(10年)

10位『フライング ラビッツ』(08年)


2015年

 1位『闇のあとの光』(12年)

 2位アイム・ソー・エキサイテッド!(13年)

 3位ナイスの森 The First Contact』(04年)

 4位『ローマ環状線、めぐりゆく人生たち』(13年)

 5位海月姫(14年)

 6位TOKYO TRIBE(14年)

 7位『ジゴロ・イン・ニューヨーク』(13年)

 8位『毛皮のヴィーナス』(13年)

 9位『ドラゴン・コップス 微笑捜査線』(13年)

10位 『ザ・ベイ』(12年)

 

2016年

 1位『マンマ・ミーア!』(08年)

 2位『ゴッド・ヘルプ・ザ・ガール』(14年)

 3位『フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ』(15年)

 4位ギャラクシー街道(15年)

 5位『劇場版 あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。(13年)

 6位『日々ロック』(14年)

 7位『ミニー・ゲッツの恋』(15年)

 8位僕だけがいない街(16年)

 9位『ラブバトル』(13年)

10位脳内ポイズンベリー(15年)

 

2017年

 1位『嫌な女』(16年)

 2位『グッドモーニングショー』(16年)

 3位『暗黒女子』(17年)

 4位『神のゆらぎ』(13年)

 5位『LOVE 3D』(15年)

 6位ミュージアム(16年)

 7位『ワンダフル・ラジオ』(12年)

 8位『ジュリアン』(99年)

 9位『素晴らしきかな、人生』(16年)

10位『ヘルプ 心がつなぐストーリー』(11年)

 

全体的に日本映画が猛威をふるっております。

 

 

まぁ、こんな感じで毎年大晦日にダラダラとやっておりますので、お暇があれば覘いてみてください。皆さんが年末にゆったりしている頃にヒィヒィ言いながらキーボードをばちゃばちゃ打っているので。ひとりでね。

これぞ『ひとりアカデミー賞の醍醐味。

孤独というだいごみ。

徒労というだいごみ。

読んで頂かないことには報われません。何が醍醐味じゃ。やめたろかボケ!