シネマ一刀両断

面白い映画は手放しに褒めちぎり、くだらない映画はメタメタにけなす! 歯に衣着せぬハートフル本音映画評!

ペット2

前作主要キャラの大半が選抜落ちして出てこない映画(がっくし)。 2019年。クリス・ルノー監督。アニメーション作品。 ニューヨーク、マンハッタン。テリア犬のマックスは、相棒の大型犬デュークと共に飼い主のケイティのもとで暮らしていた。赤ちゃんのリ…

女は二度決断する

そして我々は“予感への恐れ”を植え付けられる。 2017年。ファティ・アキン監督。ダイアン・クルーガー、デニス・モシットー、ヌーマン・アジャル。 ドイツ、ハンブルグ。トルコ移民のヌーリと結婚したカティヤは幸せな家庭を築いていたが、ある日、白昼に起…

ラブ・ポーションNo.9

垢抜けサンディ劇場 ~髪型評論家、かく語りき~ 1992年。デイル・ローナー監督。テイト・ドノヴァン、サンドラ・ブロック、アン・バンクロフト。 もしどんな恋でも叶えてしまう媚薬があったなら―。話しかけられただけで相手の虜になってしまう恋の媚薬を手…

ドクター・スリープ

こりゃネムター・スリープだ。 2019年。マイク・フラナガン監督。ユアン・マクレガー、レベッカ・ファーガソン、カイリー・カラン。 40年前、狂った父親に殺されかけるという壮絶な体験を生き延びたダニーは、トラウマを抱え、大人になったいまも人を避ける…

幸せなひとりぼっち

スウェーデン発、涙の恫喝ムービー。 2015年。ハンネス・ホルム監督。ロルフ・ラスゴード、イーダ・エングボル、バハー・パール。 愛する妻に先立たれ、悲しみに暮れる孤独な毎日を送っていた老人オーベ。そんなある日、隣の家にパルバネ一家が引っ越してく…

映画寸評20連発

アシャアアアアアアアア! かなり歯が痛い。たぶん神経が剥き出しになってるんだと思う。なんというタイミングで神経が剥き出しになるんだ。今は歯医者に行きにくい繊細な時期だろうが。少しは考えてから剥き出しになれ。どういう神経してんだ、歯の神経。オ…

ブルーアワーにぶっ飛ばす

何が問題か? それが問題だ。 2019年。箱田優子監督。夏帆、シム・ウンギョン。 30歳でCMディレクターをしている砂田は、東京で日々仕事に明け暮れ、理解ある優しい夫もいて、充実した人生を送っているように見える。しかし最近は、口を開けば毒づいてばかり…

いのちの紐

長電話映画の金字塔。ポワァァァァチエチエ♪ 1965年。シドニー・ポラック監督。シドニー・ポワチエ、アン・バンクロフト。 自殺者救援施設に睡眠薬自殺を図った女性から電話がかかってきた。宿直のアルバイト学生はなんとか命を救おうと対応するが…。(映画.comよ…

食べて、祈って、恋をして

飲んで、怒って、評書いて。 2010年。ライアン・マーフィー監督。ジュリア・ロバーツ、ハビエル・バルデム、ジェームズ・フランコ。 ニューヨークで活躍するジャーナリストのエリザベスは、離婚や失恋を経験し、35歳で人生をリセットするために1年間の旅に出…

アストラル・アブノーマル鈴木さん

零式・直感爆選法のすべてを教えたる。 2018年。大野大輔監督。松本穂香、西山繭子、田中偉登。 鈴木ララはエスカレーターもWi-Fiスポットもない田舎町でシングルマザーの久美子と引きこもりの弟ルルオと同居し、塾の講師をしたりYouTubeに動画を投稿したり…

ローマンという名の男 信念の行方

依頼人は守れなかったが自分のiPodはしっかり守ったパン屑弁護士の流転人生。 2017年。ダン・ギルロイ監督。デンゼル・ワシントン、コリン・ファレル、カルメン・イジョゴ。 有能だが見た目の冴えない人権弁護士ローマン・J・イズラエルは、法のもとに正義を…

ホームステイ ボクと僕の100日間

皆で一緒にスパパンピンヨー!と唱えていこうよ。 2018年。パークプム・ウォンプム監督。ティーラドン・スパパンピンヨー、チャープラン・アーリークン。 死んだはずの“ボク”の魂は、謎の声に「当選しました」と告げられ、自殺した高校生ミンの肉体に“ホーム…

センセイ君主

バボンと一緒にボンババボン! 2018年。月川翔監督。竹内涼真、浜辺美波。 恋に恋する16歳の元気娘・佐丸あゆは。現在のところ告白7連敗中の彼女は、ふとしたことがきっかけで、ひねくれ者の新任数学教師・弘光由貴を好きになってしまう。感情がすべて顔に出…

マダム・イン・ニューヨーク

ハリウッドとボリウッドを割ったワリウッド映画(オカンのラドゥ入り)。 2012年。ガウリ・シンデー監督。シュリデヴィ、メーディ・ネブー、プリヤ・アーナンド。 専業主婦のシャシは、2人の子どもと忙しいビジネスマンの夫サティシュのために尽くしてきたが…

それ、おまえしか答え知らんやつやんけ。

ご機嫌さまー。 今日は映画評をお休みして怒りの漫談をお送りせねばなりません。 『私が新年を迎えたのではない。新年の方が私を迎えたのだ。』以来となる久しぶりの随筆です。骨が鳴るぜ。あれ、腕が鳴るだっけ。まあどっちが鳴っても唯一無二のシンフォニ…